【ベトナム・投資】ベトナムにおける飲食業(レストラン業)の外資規制緩和(2015年1月〜) | 弁護士西遊記〜ベトナム、ミャンマー、ときどき中国。
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【ベトナム・投資】ベトナムにおける飲食業(レストラン業)の外資規制緩和(2015年1月〜)

飲食業(レストラン業)規制


ベトナムでは、2015年1月まで100%外資での飲食店経営は規制されていました。
そのため、これまでは一部例外を除き、外資100%での進出はできず、形式的にベトナム人オーナーを立てるか、合弁形式にするという方法でしか飲食店業を営むことができていませんでした。

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しかしながら、ベトナムはWTOの加盟に伴い、"Schedule of Specific Commitments"を誓約しました。
その中では、「WTO加盟から8年間、ホテルの建設、改築、修復又は買収における投資に伴う場合」だけ投資が可能とされていましたが、それ以降は投資規制がなくなるという内容となっていました。
(《VIET NAM "Schedule of Specific Commitments", GATS/SC/142(2007), WTO》―Sector 9.A.参照)
・・・・
 

2015年1月11日からの開放(?)


ベトナムは、2006年11月7日にWTOの協定加盟議定書に署名し、同年11月29日にResolution 71/2006/QH11を採択し、同議定書を批准しました。WTO事務局はこのResolutionの通知を2006年12月11日に受理し、ベトナムは2007年1月11日からWTOに正式に加盟しました。

したがって、2007年1月11日から8年経過した2015年1月11日から、飲食業に関する外資規制は撤廃されているはずです。

もっとも、そこはベトナム。実務が"Schedule of Specific Commitments"通りに進むかは様子を見る必要があります。
これまでWTOのスケジュールには基本的に沿っているので、今回も問題ないとは思います。
(そもそも、これまでも例外的に外資100%で設立できていたり、他の名目で実質飲食業をしていたりと、当局側の運用でかなり差がありました。)
実際、設立できているという話も聞きますが、まだ実例を目にしているわけではないので、実例を見ましたらご報告等したいと思います。

■筆者: 工藤拓人■-----------------------------------------------------------------
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