【ベトナム】新型肺炎(新型コロナウィルス)に基づくベトナムの対応の現状(随時Update) | 弁護士西遊記〜ベトナム、ミャンマー、ときどき中国。
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【ベトナム】新型肺炎(新型コロナウィルス)に基づくベトナムの対応の現状(随時Update)

ベトナム入国手続の現状

 

2020年3月19日現在、ベトナムでは各国に対して厳しい入国制限を取っております。

大使館・総領事館が随時情報をUpdateしてくれており、とても参考になりますのでリンクを貼っておきます。

 

*在ベトナム日本国大使館(新型コロナウイルス感染症をめぐる諸動向)

https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona_information.html

 

具体的には以下の状況となっております。実務に関する情報も含めて記載します。


 

【3月17日】

3月17日の時点では、日本人は健康申告さえ提出すれば(なにか感染を疑わせる特別な事情がない限り)ビザあり・ノービザともに通常に入国できていました。

 

3月17日夕方の報道で、アメリカ・ヨーロッパ・ASEANからの入国者が隔離との報道がなされ、政府からも発表されました。

 

アメリカ・ヨーロッパ・ASEANから入国できた場合でも隔離されることは確定しましたが、日本人に対しては不明な状況でした。

 

こちらの首相府通知(102号)によれば、

「ベトナム外務省によれば既に発給されている査証は引き続き,有効であるが,当該査証を利用して入国する際は,在住国の権限ある機関が発行する新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書を持ち,かつ,この証明書についてベトナムによる承認を得なければ,ベトナムに入国できない」とのこと。

 

したがって、日本人でビザを持っている人も、3月18日より「新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書」が出されていない限り入国できないのではないか、ということが3月17日時点で予測されました。

 

これにより大使館からも3月17日時点で

「事実上,ベトナムへの入国が極めて困難となると考えられることから,ベトナムへの渡航を予定している方は,取りやめを検討するなど,十分にご注意ください。」
との注意勧告がなされました。

 

【3月18日】

首相府通知(102号)の内容について、3月18日にはより詳細がわかりました。

.戰肇淵爐梁攤澣可証や労働許可証を持っている外国人(日本人を含む。)も,ベトナムに入国するには,「新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書」が必要
▲戰肇淵爛僖好檗璽箸鯤殕者も,日本からベトナムに入る際には,陰性であることの証明書が必要
当該証明書の要件や,ベトナム政府及び空港での確認手続に関する詳細については,まだ具体的な指示がない。本日行われる会議で明らかになる見込み
い泙拭ぅ戰肇淵狃估国管理局によれば,在留邦人の査証の更新については,身元保証がしっかりしていれば、基本的には認める,とのことです。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/202003141255_00008.html

 

同日、私のところに知人から寄せられたケースとして

・タイからベトナムの搭乗拒否(チェックインできず)

・カンボジアからベトナムの搭乗拒否(チェックインできず)

・日本からベトナムの搭乗拒否(Vietjet。チェックインできず)

というものがありました。

基本的に大使館の記載のとおり、ビザのある日本人含め、事実上入国が難しくなりました。

 

また、証明書に関しては、そもそも日本では希望者への検査をできないため、「新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書」は日本の病院などで発行できない状況です。

証明書に必要な要件などもベトナムで定まっていませんが、事実上取得困難となっております。

 

ただ、これらにかかわらず、特定のエアラインで3月18日時点でベトナム便は搭乗できており、さらにホーチミンなどでは従来の健康申告を行うことで入国した事例が複数確認できています。


 

【3月19日】

現時点では、ベトナムエアも含め、チェックイン時点でベトナム便への拒否の実例を複数聞いております。

詳細は今後の正式な発表を待ちたいと思います。

 

ベトナム航空は、本日より順次日本行き全便の運休を発表しました。

【3月21日】

・ベトナム航空が全日本便を4月30日まで運休決定
・ベトナム航空が全国際線を運休決定

【3月22日】

・ベトナムが3月22日から全外国人の入国停止へ

【3月24日】

・18時よりホーチミンにおけるジム、飲食店、ビアクラブ、飲食サービス(キャパ30席以上)、美容室についての規制

https://www.viet-jo.com/news/social/200324183626.html


【3月25日】
・ホーチミン:受け入れ客数が一度に30人までなら飲食店の営業認める

【3月27日】

・首相指令15/CT-TTGが発行(概要は以下のとおり)

a)1つの部屋で20人以上の人が集まる会議活動やイベントを停止。職場、学校、病院の外で10人以上から集まらない。公共の場所にいる人と人の間に最低2mの距離が必要

b)宗教施設または信仰施設での20人以上の宗教儀式および集会を厳格に停止。公共の場所でのすべての文化、スポーツ、レクリエーション活動を停止。

c)必須の商品やサービスを扱っている施設を除いて、その地域でサービスを提供している施設の運営を一時的に停止。州または中央の都市の人民委員会のトップは、ビジネスとサービスの施設を閉鎖する必要があると決定。

d)特に流行地域や都市から他の地域への人々の移動に対する制限を行う。運輸省は、ハノイ及びホーチミン市から全国の他の場所への航空便及び旅客輸送活動を指示する。公共交通機関の活動を一時的に中断または再編成して、物資の輸送手段を除き、人の移動と集中を制限する。

https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona0327-1.html

 

・ホーチミン市の12の指針発表

 ●医療機関/薬局、ガソリンスタンド、スーパー、食料品店を除くサービス業の閉鎖

 ●リモートワークが原則 

詳細は以下参照

http://kudotakuto.jugem.jp/?eid=139


【3月28日】

・3月27日の首相指令に基づき、ほとんどの省でサービス業の営業停止が確認されています。担当局によって運用が大幅に変わってくる可能性もあるので注意が必要な状況です。

 

 

労働許可証

 

その他、現状は不明確な部分が多いのですが、ドンナイ省など一部の省では日本人も拒否されていた「新規」の労働許可証の申請について、ホーチミン労働局(DOLISA)でも拒否事例が3月17日ころから出ています。

 

この点オフィシャルな公表を待ちたいとは思いますが、商工会議所(JCCH)からのヒアリングでも同様の結果となっており、ホーチミン市内でも新規の労働許可の取得が難しい状況です。

(JCCH加盟企業の方は、JCCHからの各省ごとの詳細報告もご確認ください。)
 

赴任者の多い時期ですが、

・入国できていない方についてはしばらく入国を見合わせる(そもそも上述の入国規制アリ)

・入国できている方で労働許可を取得できない方はビザを更新して滞在を延長する

という対応になっていく可能性が高いです。

赴任者がくることができるまで帰任予定の方の赴任期間が延長されるということも耳にするようになってきました。

 

新規ではない労働許可の更新拒否については、まだそのような事例には接していません。

 

また、ビザ更新については、大使館からの3月18日の情報で

「●また,ベトナム出入国管理局によれば,在留邦人の査証の更新については,身元保証がしっかりしていれば、基本的には認める,とのことです。」

と情報提供されております。

 

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